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「アジアの力」
フランスがセネガルに敗れたのは、別に驚きではない。去年、日本と闘ったセネガルは素晴らしいチームだった。フランスはジダンがいないうえに、コンディションがあがっていない。フランスのようなチームは、決勝トーナメントに標準をあわせてコンディションを作っていくのだから当然。セネガルの勝利は大番狂わせではあるが「世紀の」という形容詞をつけるほどではない。
そんなことより驚かされたのはサウジだ。ドイツにボコボコにされた。されて当然。選手に闘う覇気がなく、監督にもドイツに一泡吹かせてやろうという策がなにもない。
こんなことでは困るのだ、本当に。
多くの人間は忘れているようだが、四年後にはまたワールドカップが開催される。日本はアジア予選を勝ち抜かなければ次期大会に参加できない。今までは日本、韓国、それに中東の国々がアジアの覇権を争ってきたが、これからはそれに中国が加わる。中国は今後ますます強くなっていく。ただでさえ少ないアジア参加枠のひとつを中国に独占されたら、日本の出場はさらに厳しくなる。それは韓国や中東の国々にも当てはまる。
そうさせないためにも、今大会、アジア勢は頑張らねばならぬのだ。アジア枠を増やせという主張に根拠を与えるためにも、実力を示さねばならぬのだ。ただでさえ、FIFA内部にはアジア枠は多すぎるという意見があるのだから。
ほんと、なにやってんだよ、サウジ。頭にくるぜ。
イングランドやイタリアのミーハーになるのもいいが、日本人には是非、韓国、中国、サウジを応援してもらいたい。トルシエの次はまた日本人監督になるって話もあるし、このままだと日本代表、マジでヤバいんだぜ、2006年。
(2002年6月2日掲載)
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