軽井沢日記
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8月23日 軽井沢 40日目

 目覚めたの9時半だ。目覚ましは10時にかけておいたのだが、もう一度眠ろうと寝返りを打っても、一度覚醒した脳は睡眠を拒んだ。
 マージたちがいないことを寂しく思いながらシャワーを浴び、ローソンで冷やしうどんを買ってきて胃に詰め込む。なにをするわけでもなくだらだらと時間を潰し、12時前にマンションを出た。
 暑い。視界に入るすべてのものを呪いたくなるほどの暑さだ。脳は久しぶりの東京の空気を喜んでいたが、身体は軽井沢に戻りたがっている。
 タクシーを掴まえて歌舞伎町へ。今日は、わたしがシナリオを監修したゲーム『龍が如く』の制作発表会がある。12時半に控え室代わりに用意された料亭の個室へ行き、うまくもまずくもない弁当を食べる。
 1時半に会場であるグランド・キャバレー、クラブハイツに移動して、制作発表会が始まった。わたしにあてがわれた時間は2分弱。この2分弱のために車を飛ばして戻ってきたのかと感慨に耽る。
 発表会が終わったのは3時前。3時15分にはマンションに戻っていた。
 日記を書き、また、溜まっていたドラマを見る。
 
 
散歩帰りの魔犬1号、2号。
散歩帰りの魔犬1号、2号。
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ぶんぶんボールに齧り付く魔犬2号。
ぶんぶんボールに齧り付く魔犬2号。


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 7時に家を出て六本木に向かう。角川書店のE、S両氏と寿司屋で会食。ああ、久しぶりに唸るほど旨い寿司を食ったなあ。土地を買うから金を貸せと角川書店を脅し、この日記を含めた出版計画を練る。
 食後は久々に六本木のクラブに顔を出し、盛りあがるも11時を過ぎると急におねむになってしまった。
 12時前に帰宅し、ドラマの録画を一本見て眠りに就く。






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